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▼ショートフィルムコンテスト「ながい×じかん」受賞作の講評

ショートフィルムコンテスト「ながい×じかん」受賞作の講評/
大変、時間があいてしまって申し訳ありませんが、この度の横丁アートセッション08で実施しました、ショートフィルムコンテスト「ながい×じかん」の受賞作の講評を掲載致します。コメントを頂いた審査員各位のお名前も記載しております。(写真は、小桜館前での特別野外上映会の様子です)

・奨励賞
「そら」飯沢智弘 殿
 幼子を見つめる視点が良い。白黒の自分の写真を挿入したところも良かったが、もっと長く見せた方が効果的だった。音声も子どもの声などをはっきり入れるとなお良かった。今後の活動に期待したい。(井坂能行 氏)

長井北中学校選択美術の映像制作活動に対して
 選択美術で映像制作を行った取り組みが素晴らしい。
 「戦争・疎開・ながい」は、視点が社会的。
 「異次元の世界」は、撮り方が斬新。
 「長井に縄文人現る」は、アイディア勝負。
 「長井を歩く影人間」は、日常的な見方をひっくり返した。(井坂能行 氏)

・じかん部門賞
「ひと夏のゆうかい」松本卓也 殿
 一般の観客にも分かりやすい。ドラマはショートフィルムコンテストでは入賞しにくい傾向があるが、今回はドラマ形式の応募作の中では、もっとも完成度が高く、まとまっている。子役の演技が良い。最後の語りで筋を分かりやすくしている。3名の登場人物で筋を理解させるのは大変だった筈で、評価出来る。(加藤 到 氏)

・ながい部門賞
「e-age」梅津 毅 殿
 ながい部門で一番、作品性が高い。技術と内容がマッチしている。情感が伝わる。極めて個人的な内容だが、市民も共感を得られたのではないか。地域外の人にも長井を想像させる作品。今後、異なった表現にも挑戦して欲しい。(大島慶太郎 氏)

・ながい×じかん大賞
「盆の逃げ水」土田裕子 殿
 個人の記憶を氷を媒介に閉じ込めて、その映り込みを効果的に表現した。(大島慶太郎 氏)
 練り上げた密度の高い作品。意欲的に熱心に映像表現を勉強している。CGの表現のみに凝る人もいるが、この作品は後半があることが生きている。誰もがこの方向を目指すのではなく、一つの卓越した例として評価したい。(井坂能行 氏)
 非常に高い技術のCGだが、前面に出ずにノスタルジーの気持ちが先に出ている。技術はその裏付けに徹している。2度,3度見る度に見方が変わり、新たな感想が持てる。(加藤 到 氏)

・全体的な講評
 様々なジャンルが応募された。最近、映画祭やコンテストの性格付けが明確になっている傾向がある。しかし、地域の小さなまちで実施するなら、なんでもあり、というスタンスでやるべきで、応募する年齢層も幅広くなる必要がある。一例として、中学生の作品は、それぞれの班が自由に作っている感じがして良かった。第1回にして長井の映画祭としての方向性が見えてきた。長井の個性として、このような映画祭が今後も継続されることを期待したい。(加藤 到 氏)


 今後、受賞作を公開する機会を検討していきたいと考えております。

▼楽しかったです!!

ご苦労様でした。
とても面白く、楽しい企画でした。

僕達の作品が観客賞に入賞したことも、とてもよい夏の思い出だったのですが企画全体もとてもよかったです。

このH.Pには、僕達の作品の講評は書かれてないのですが、「戦争・疎開・ながい」はいかがだったでしょうか?
今後の参考にしたいと思いますのでおねがいします。

来年もぜひ楽しみにしていますので、来年もお願いします。


追伸
大学生の皆さんが参加してくださったのですが、少し内輪だけで行われていたのでは?  と思いますので、地域の企業の方々や商店の方々なども、もっと参加していただくと、良いのではと思いました。
映像の方も、もっと宣伝して長井市民の方が参加できるようにしていただければ、大きな大会になると思います。
2008/12/07 16:19:チーム産業革命 副代表

▼ぜひ公開してください

今回の作品をぜひ公開してほしいです。

もちろん「戦争・疎開・ながい」もおねがいします。
2008/12/07 16:23:チーム産業革命

▼「戦争・疎開・ながい」の講評について

 コメントをありがとうございます。

 観客賞を受賞された同作について、審査員から次のような講評がありました。

 ・中学生の年齢ながら、戦争の問題に取り組もうという社会性のある視点が高く評価出来る。
 ・ただし、字幕の文章が少々硬い。もう少し接しやすい表現を工夫すべき。

 今後も映像を制作する機会がありましたら、さらなる完成度を期待します。
 是非、頑張って下さい。


 なお、今後、受賞作を様々な機会で上映・公開する予定です。
2008/12/16 22:25
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