ヤマガタンver9 > みそもち

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▼みそもち

みそもち/

認知症が進んだ母に朝食作って一緒に食べている、最初の言葉はほぼ毎日、今何月と始まるので今は12月だー、今日23日だーといいながらカレンダーに×をつける、しかしそれを見ない母毎日聞かれる、もう冬至も過ぎたからこれから日が長くなっていくんだーーと・・・冬至、北半球において太陽の位置が1年で最も低くなる日で、日照時間が最も短くなります、昔はどこの家でも小豆かぼちゃ作ってたと思います、どこが美味しいかというとやっぱり母が作ったのが一番でしたね、最近は食べたことないなー、わたしも作ったことないしできません!残念! このかぼちゃ煮、昔から「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめるといわれています。にんじん、だいこん、れんこん、うどん、ぎんなん、きんかん、みかん、なんきん(かぼちゃ)、……など「ん」のつくものを運盛り といい、縁起をかついでいたのです。運盛りは縁起かつぎだけでなく、栄養をつけて寒い冬を乗りきるための知恵でありました。もうすぐクリスマス、中津川の米が美味しかったので、知り合いから購入、そしてここ置賜地域だけで食べつがれてきた味噌餅を購入、味噌もちは地元で6次産業を行っている『まっすぐ屋』さんのものです、昨日は加工所に伺いいろいろと話聞かせてもらいました、いつももありがとうございます、早速孫たちに米と味噌もちと絵本送りました、そして今日朝食は味噌もちにしてみた、そこで母いわく、味噌もちは山仕事でみそなど持っていけなくても、中にくるみだのゴマだの入ってすぐ食べれる簡易携行食だったのだと、さすがーは母、”ほほー”となります、というか昔の置賜人すごいなー、おそらくビンボー藩上杉だったからこその知恵だったのかな・・因みに実家母との朝食はとりあえず写真撮りためてます・・・半世紀もたったら面白いと思うのです。


2016/12/23 08:45 (C) Atelier Li-no
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