ヤマガタンver9 > カーオーディオ《フロントライン》音のマジック

もしも自分の大好きなアーティストが、自分の目の前で、その曲を歌ってくれたとしたら・・？

きっとごく一部の人たちにしか、そういう幸福な瞬間は訪れないだろう。
でも、それに限りなく近い状態をここでは「体感」することができる。

ぜひあなたの１番のお気に入りのCDをここに持って行くことをオススメしたい。今まで聞いていたそれとは全く別の曲を、そこでは聴くことになると思う。

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フロントライン
山形県長井市泉1934-1 ［地図］
TEL：0238-84-0506
営業時間：10:00〜19:00（不定休）
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長井市の泉。
長井警察署の程近く、田舎ならではの田園風景の中に佇んでいるフロントライン。
カーオーディオを中心とした車の専門ショップである。

オーナーは鈴木元さん。
元来の車が好きが高じて１９歳でこの業界に入り、３０歳で独立。
キャリア２０年を誇る車一筋のベテランオーナーだ。
のっぽな兄貴的存在として、地元のユーザーからも広く慕われている。

また音楽をこよなく愛する鈴木さんは、カーオーディオのことなら業界でも定評のある職人さんでもある。

「いい音はその人の中にある」のポリシーのもと、ユーザー１人１人の好みや車の形状に合わせた「音づくり」に没頭する毎日。

「出来上がった音を聴いた瞬間の、お客さんのビックリした顔が好き。」と語る顔は、まるで屈託のない少年のようでもある。

鈴木さん曰く、カーオーディオは高いシステムを組んだからと言って、その分音が良くなるとは全く限らないという。

「まずはその車や環境にあったシステムを選ぶことが大事。」

「セッティングが悪ければいくら高いシステムを組んでもがらくたと一緒。逆に言うと比較的安いシステムでもいい音を作ることは十分可能。オーディオはセッティングで決まるんです。」

カーオーディオには訳がわからない程様々なボタンがついている。
が、やはりプロでなければ車種に応じたセッティングを行うのは難しいとのこと。
また同じシステムでも、車種によって音はまるで変わってしまうのだそうだ。

この道２０年の知識と経験が、その音の「通り道」を探してゆく。

いい音って何ですか？という問いに、

「いい音って長時間聴いていても全然疲れないんです。逆に言うと長く聴いていてついボリュームを下げてしまうのが良くない音かな。」

と鈴木オーナー。

「いいか悪いかはそれぞれのユーザーが持っているものであって、決して店が押しつけるもんじゃない。それを一緒に探していくのがウチの仕事です。」

２０年間、職人として、また１音楽ファンとして、真剣にユーザーと、そして色んな音と向き合ってきた鈴木オーナーの謙虚なこだわりが感じられた。

試しにデモカーに乗せてもらい、実際に音楽を聴いてみることに。

音に身体全体が包み込まれているような感じ。
目をつぶると、歌い手が実際に目の前にいるような不思議な感覚に陥る。
また、歌い手の息づかいや余韻、会場の空気感が耳元までビリビリと伝わってくるのがわかった。

音というのはつまるところ「空気の振動」。
鈴木オーナーに言わせると、実際には人間の耳に聞こえない高音や低音が実は重要なのだそうだ。
これをどのように車内で反響させ、コクピットまで均一に届けさせるか。
そう言えばスピーカーが一体どこにあったのか、音の出所が全くもってわからなかった。

まさに「音のマジック」という言葉がピッタリな初「体感」でした♪


※フロントラインは各種パーツからタイヤなど、車のことならトータルに対応してくれる総合ショップです。ちなみに初めての方でもデモカーによる視聴は大歓迎とのこと。ぜひ気軽に足を運んでみて下さいネ。

レポート【nao】

▼主な取扱いメーカー
PIONEER（carrozzeria）
BEWITH
ADDZEST
NAKAMICHI
e'sコーポレーション　他

▼オススメCD
ジェニファー・ウォンズ
平井堅
エリック・クラプトン
※他クラシックやジャズなどは音領域を広く録音してあるため特にオススメです！