ヤマガタンver9 > 「転機」のキャリア理論からUターン転職を理解しよう Part3(転機を受け止める)

Powered by samidare

▼「転機」のキャリア理論からUターン転職を理解しよう Part3(転機を受け止める)

「転機」のキャリア理論からUターン転職を理解しよう Part3(転機を受け止める)/

こんにちは、山形転職公式Twitter中の人です。

 

 

このツイートから始まった「転機のキャリア理論からUターン転職を理解しよう」のPart3、最終回です。→Part1  Part 2 はこちらから

 


山形転職公式Twitter中の人(以下 山形転職):これまでの話は、Uターン転職では、
(1)家族に起きうる変化も理解しておくといいね
(2)自分の状況や心境、家族や資産の状況、選択の幅を整理し、それから進めていこう
というお話でした。

いよいよ今日で最終回です。

シュロスバーグの理論の概要

シュロスバーグの理論は、アメリカのキャリアカウンセラーの研究家ナンシー・シュロスバーグという人がまとめたキャリア理論の一つ。人生で遭遇するさまざまな出来事のうち、人生に大きな変化をもたらす出来事(例えば、就職、転職、結婚、離婚、親の死など)、いわゆる「転機」を乗り越えるための考え方を体系化したもの。

シュロスバーグの理論による【転機を乗り越えるための3つのステップ】

1)変化を見定める ←Part1で話をしたところ
・自分の転機を認識する  

2)リソースを点検する ←Part2で話をしたところ
・転機を乗り切るためのリソースを確認する  

3)転機を受け止める ←今回Part3で話をするところ
・転機を乗り切るための戦略を立て、そのためのリソースを強化する

 

佐藤大輔(以下 大輔):個人的には、ステップ1と2がある程度できていると、ステップ3も自ずと見えてくるんじゃないかなぁと思います。あとは行動しましょう(^^)/
 

山形転職:それじゃもうこれでお話が終わってしまうじゃないですか!もう少し具体的にお願いします!
 

佐藤大輔:そうですか。そうですよね(笑)

前回はリソースを点検する「4つのS」と言うことで「Situation(状況)、Self(自己)、Support(支援)、Strategies(戦略)」の話をしました。

1.自分は今どういう状況なんだっけ?
2.自分ってそもそもどういう人間なんだろ?
3.自分の周りに助けてくれそうな人とかサービスとかあるかな?
4.どういう選択肢が考えられるかな?

ざっくり言うとこういう意味だと理解していいと思うんだけど、この4つを自分なりに理解を深めて明確にしていくのがステップ3の流れだと思うのよね。

 

山形転職:例えば?

 

佐藤大輔:最初のS(状況)の部分において「この転機はチャンスだ!」と言う気持ちであることがわかれば、活動的に動いていけることが多いけど、「この転機は望まないことで嫌だ!」と言う気持ちなら、なかなか行動も起こしにくいし、転機を乗り越えるのに苦労する。

 

山形転職:それがわかると何がいいのでしょう?

 

佐藤大輔:ネガティブな感情の源、どうして嫌だと思うのかなぁということに注目して、その嫌な原因を排除できるのかどうか検討することもできるし、排除できないのであれば、なんとかポジティブな面を見つける努力をするのか、あるいは、諦めて「嫌だけどしょうがない」の気持ちで動くのか対処できる。

 

山形転職:なるほど。そこがわからないと、ただ嫌だなぁってウジウジして動けないですものね。

 

佐藤大輔:それからUターン転職で特に考えたいのは、3つ目のS(支援)、助けてもらえそうかという観点と、時間・金銭的な制約も考えるといい。

いつまでにUターンをするのか、時間的な余裕があるのか、もし万が一職が見つからない状態で帰ることになったら、あるいは、Uターン転職で「失敗した」となって短期離職してしまった場合に再就職するまでの生活費はどのくらい持つのか。

両親のいる実家に入るのであれば、全くお金がなくても屋根のあるところでご飯は食べられるけれど、一人暮らしが前提だとすると、金銭的な蓄えは事前に必要ですから、いきなり転職活動を始める前に、「貯金」が必要になることもある。

 

山形転職:あ〜、それが「リソースを強化する」ということなんですね。

 

佐藤大輔:そういうことだね。そのあたりを整理するのに、我々のようなエージェントと話をするのもいいと思うのですよ。

結果、「やっぱり今はUターン難しいかなぁ」となるケースは確かに多いけれど、「じゃぁ、いつだったらUターンの活動ができそうか」が具体的に考えられて、それに向かって活動できるようになるからね。

 

山形転職:相談いただいた方それぞれのリソースの状況は違うから、それにあった戦略を一緒に考える、ということですね。

 

佐藤大輔:そうなんです!キャリア理論というのは、難しい学問の話ではなくて『考える枠組み』だと思います。

今回の話で興味をお持ちいただいた方は、さらにシュロスバーグの理論を深めてもいいし、ご自身でも色々な「キャリア理論」を調べてみると、自分の今の状況を整理する考え方に出会えると思いますよ。

山形転職のまとめ。

Uターン転職をどう進めるのか、それは皆さんそれぞれの転機の捉え方や、今のリソースによって様々です。シュロスバーグの理論も参考にしながら、一緒に幸せなUターン転職を進められるよう、私たちもサポートしていきます。
 

「転機のキャリア理論からUターン転職を理解しよう」Prat1はこちら

「転機」のキャリア理論からUターン転職を理解しよう Part2はこちら


(C) Stepup Communications Co.,LTD. All Rights Reserved Powered by samidare. System:enterpriz [network media]
ページTOPへ戻る