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▼獅子舞用警護棒完成

獅子舞用警護棒完成/
長井特有の獅子舞で見かける、羽織を着た警護が持つ警護棒を制作した。


小出 山川警護

本来は獅子の制御役の角力(すもう)が本来の名前で、何時しか行列の獅子舞を守る警護役と
一緒に兼務になってしまったので角力が警護と呼ばれる伝統になったのだろう。昭和初期の総
宮神社の例祭の行列を記録があり、獅子舞担当の警護が前後と半ばにそれぞれ六人担当してい
た。戦後にかけての祭りの衰退期に省略されたのだろう。古来の獅子舞を伝える成田八幡神社
の獅子舞は角力と複数の警護役を分けている。



長さ190cmの樫材の直径3.3cm丸棒 カシュー塗り。滑り止めに中央に幅5mmの皮藤を巻いた。
皮藤を巻くのは初めてで、皮藤を選定するのにもアレコレ選定に手こずった。幅や長さ、価格、
量、そして色など、どう取り付けるか固定するか・・こんな時はネットで様々検索出来る世の
中は便利である。探す気になったら教えてくれるのだ。




皮藤を水にウルガシ(浸し)巻いていくと味わいのある色に染めた皮藤が乾燥する毎に棒にき
つく締めつけていく。

「あげろー」と言う叫びが聞こえてくるので不思議だ。もうすぐ獅子が舞う季節がやって来る。



2019/03/07 16:25 (C) 獅子宿燻亭7
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