ヤマガタンver9 > 上新田の獅子頭

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▼上新田の獅子頭

上新田の獅子頭/
米沢の戸塚山の西南に上新田地区の西光寺が有り、すぐ隣に皇大神社がある。

米沢市内から高畠方面に向かい、最上川の橋を渡って直ぐに右折、踏切を渡ると大きな蔵と農家の集落である。

何か・・言葉では表せない懐かしさと歴史の景観を感じさせる集落である。




神社の総代の黒田利右衛門家が400年前に福島県柳川から上新田に移ってきた。

その時、柳川から一緒に西光寺を開山し、皇大神社と二つの神社、合わせて三つの神社を遷したという由来である。

その皇大神社の7月15日が例祭日だが、14日黒田家にお邪魔して獅子頭を拝見する事が出来た。









一見して獅子神楽で用いられる宇津権九郎型の獅子である。持ってみると驚くほど軽く、軸棒に歯型があり、頭を固

定するような紐もある。耳も動くように紐があった。軸棒の所に持ち手が付けられ獅子神楽から「追い獅子、

獅子回し」の形に移行した様子が分かる。

以前、上山の月岡城御用太神楽の佐藤多夫氏から上新田の神楽師 駒沢栄助氏の話を聞いていたので、ご当主利右衛

門さんにその件について尋ねた。時代は不明だが「長岡某」という神楽師がいて、その後引退し駒沢栄助氏に譲った

という。昭和7年生まれの利右衛門氏が子供の頃、寄せ神楽といって西光寺で行う神楽を楽しみにしていたという。


15日朝9時頃神社から獅子が出るというので駆けつけた。獅子回しの話はあまり聞けなかったが、消防の若い

衆が獅子で上新田を回るようだ。出発の神事は無く神社から参道に田楽灯篭を設置始めた。

笛は無いがドンドン太鼓を叩いてスピーカーからお囃子を鳴らす・・これといった形は無い。

職業的な神楽獅子の伝統は伝わらなかったようだ。


雲一つない夏空が眩しい。

炎天下での獅子回しを確認して獅子宿に引き返した。午後からまた米沢古志田町の櫻神社に訪れる予定だ。
2018/07/15 07:22 (C) 獅子宿燻亭7
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