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▼生産者といっしょに「給食おいしいね!」

〜本年度第1回目のバイキング給食から〜

バイキング給食は毎年、小学校6年生と中学校3年生が体験する特別給食です。
バイキング給食は単に特別メニューをいただく行事ではありません。「自分の体と相談して食べよう。センス良く芸術的に盛りつけよう。作った人の気持ちを感じながら、次に待っている人にも気配りして取り分けよう。『いただきます、ごちそうさまの意味もかみしめて』」ということを、理解し実践できる人を目指します。
7月に長井小学校で実施されたバイキング給食では、初めての試みとして、学校給食の食材を生産する市内農家のうち2名と、地元野菜を給食に供給するために生産者と調理場をつなぐ「食と農の総合センター」(市農林課)の職員1名が、子どもたちと食事をともにしました。
この日の献立は、「Sさんのニンニクを使ったガーリックバターバゲット」、「Tさんのトマトのカプレーゼ」、「Oさんのアスパラ焼きびたし」など。生産者の自慢の食材が栄養士さん、調理師さんの魔法で、すてきな料理に変身しました。
色とりどりの料理を前に子どもたちは「こんなごちそう食べたことがない。同じ野菜でもいろんなつくりかたがあるんだね。おしゃれで贅沢だね」と、目をキラキラさせます。「食べたことのない野菜がたくさん」、「ミネストローネスープに入っているのは、ナスだと思っていた(実はズッキーニ=かぼちゃの仲間の夏野菜)」などと驚きの声も。
参加した農家のひとりGさんの畑からは、にんじん、たまねぎ、ズッキーニがスープに届けられました。Gさんは、「畑にはレインボー堆肥などの堆肥をたっぷり入れている。それが野菜の甘みのもと。甘いのでどうしても虫がつきやすい。でも虫は手でつぶし、農薬は使わないのよ。形より味をわかってくれる消費者がいるから。みんなのお母さん方もせっせと生ごみを分別してくれるので、私たちがレインボー堆肥を使えて循環が回っているのよ」と、子どもたちに話しかけます。
この日は残食がほとんどなく、子どもたちの、材料を一つひとつ確かめながら味わう姿、また副食だけではなく、バランスを考えて白いごはんもしっかり食べる様子がとても印象的でした。



長井の野菜と愛情がたっぷりのバイキングメニュー

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