ヤマガタンver9 > 福島と長井をむすぶ“絆”循環プロジェクト『福幸ファーム』2年目スタート!

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▼福島と長井をむすぶ“絆”循環プロジェクト『福幸ファーム』2年目スタート!

農産物を通して被災地とつながる「レインボープラン“絆”循環プロジェクト」の2年目がスタートしました。

 NPO法人レインボープラン市民農場が主催するこのプロジェクトは、「福幸(ふっこう)ファーム」と名付けられた市内の田畑で、福島県からの避難者と長井市民、レインボープラン市民農場のボランティアがいっしょに安全・安心な野菜を生産し、福島県へ届ける取り組みです。避難者同士の、また避難者と長井市民の交流やコミュニティーづくりをしながら、復興を支援するねらいがあります。
 今年3月の発売後すぐに完売となった清酒「甦る(よみがえる)」は、福幸ファームが作ったレインボープラン認証米「さわのはな」を原料に、福島県から移り住んだ蔵元が醸造したもの。長井市や福島県の人たちの「すぐ売り切れて残念、もっとたくさん作って!」という声にこたえようと、今年度は作付面積を倍増して原料米の栽培に取り組みます。 
 また、より多くの野菜を福島へ届けることができるよう栽培品目を増やすほか、福島県いわき市のNPOと連携して、農薬や化学肥料を使わずに綿花を栽培して世界規模のオーガニックコットン関連事業に参加する計画も進行中です。

 福幸ファームで広報を担当している遠藤さんは、「震災後2年が経ち、避難者の放射能や今後の生活に対する考えも様々になっています。私は、自分のように避難生活を継続する人たちは、避難先住民の人たちとのつながりを育てていく時期にきたと思っています。福幸ファームでの新しいチャレンジをとおして、受け入れてくれている長井市の皆さんとのきずなも福島県とのきずなも深めていきたい」と、2年目の抱負を語りました。
 去る5月14日に行われた夏野菜の定植作業では、初めて参加したという若い女性の姿も。新しいメンバーも増えてきましたが、事業を形にするにはまだ人手が足りません。遠藤さんらは「ぜひいっしょに楽しく汗を流してほしい」と、長井市民の参加を呼びかけています。 

「初めての人も気軽に参加してくださ〜い」

広報ながい2013年6月1日号内「虹の郷発希望行き」掲載記事
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